2019-09-01 新釈走れメロス(森見登美彦) 温かい 笑える 作家:森見登美彦 不気味 今回は小説です。 自分が読んだのは祥伝社の方ですが、現在カドカワ版もあるようですね。 新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1) 新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫) あらすじ 軽快なテンポと巧みな文章で、名作を現代版にアレンジ。 タイトルにある「走れメロス」だけではなく、「山月記」などなどの名作も森見節にアレンジされている。 森見登美彦版、名作劇場。 感想 いやぁ、最高ですね。山月記では不気味な様子も一部ありますが、走れメロスは爆笑です。 お互いを信頼しているが故の、逆方向の友情…「そっちかよ!」と突っ込みたくなりました。 それぞれのお話の登場人物は、全編通して繋がっています。お好きな作品だけ読んでも楽しめますし、全編通して読んでも楽しめます。 最近、「人間失格」が映画化されました。これを機に太宰治の走れメロスを読んだかたで、加えて「森見登美彦作品も読みたいな」とか、「太宰作品も良かったけど、ちょっとお笑い要素の入ったものが読みたいなー。」という人はいかがでしょうか。 おすすめの作品の一つです。 良ければ!